こんにちは!さくらピクニックです。(経歴などはこちら。)
この記事では、中高大と、実際にたくさんの塾に通った私自身の経験をもとに、
- そもそも塾は必要か?「塾に行かない方がいい」こともある?
- なぜ塾選びが大切なのか?塾を変えて東大合格に繋げた経験談
- 塾選びで大切にしたいポイント9つ
を、ご紹介します。
中学生でも高校生でもそれ以降でも、重要なところはあまり変わらないかと思うので、
どの方にも読んでいただけます。
目次
塾に通う必要性はあるのか?
「まず塾に通わないという選択肢もあるよね」
ということで、塾に通う必要性について考えてみます。
結論から言えば、必ずしも塾が必要ということはないでしょう。
塾に行くことが「必要な」場合は?
私にとっては「塾が受験合格に必要だった」と感じています。
塾での学びが直接的に学校での成績アップ・受験合格につながる人は多いのではないかと思います。
「絶対に塾のおかげだ」と言い切ることはできませんが、
塾に通い始めて成績が上がった事例はいくつも見てきました。
塾に行くことが「必要でない」場合は?
塾に行かなくても、自分で効果的に勉強して、目標達成をすることは可能でしょう。
「塾なし」で東大含め難関大学に合格した人も、たくさん見ました。
また、私自身「塾で授業を受けること」が一番いい時間の使い方ではなかった時もありました。
例えば、塾の授業で、ひたすら「もうできるようになった問題」の演習をしていたときは、
その時間で別の内容や発展内容を自習した方が良かったと思います。
場合によっては、塾に行かずに自分で勉強した方が効果的だということもあります。
塾での成長度が小さい割に時間を取られ、効果的な勉強が十分にできない場合は、
「塾に行かなくていい」どころか、むしろ「塾に行かない方がいい」とも言えそうです。
結局「行った方がいい」とも「行かない方がいい」とも言えませんが、どちらにせよ、
目的意識を持って、
今「何を得るために、何をしているのか」「目標のための行動が適切か」を常に考えて動くことが大切でしょう。
なぜ塾選びが大切なのか?
塾に通う場合、塾選びはとても大切だと思っています。
塾選びのポイントに入る前に、まず「なぜ塾選びが重要なのか」についてお伝えします。
塾選びで学びが変わる
私は記憶にあるだけでも中高で4つの塾に通い
(体験授業などを合わせると、さらに多いです)、
大学進学後も、複数の塾で講師のアルバイトを経験しました。
その経験からしても、塾の授業形式や指導内容などは本当に多様で、
「塾によって全然違う」と言って良いです。
「どの塾に通うか」でその後の勉強が左右され、成果にも大きな違いが出てくる、
というのは経験上、事実だと思います。
先ほどもお伝えした通り、
塾に行って勉強できるようになったり、成績が上がったりすることもあれば、
「その塾なら、むしろ行かない方がいいのでは?」ということもあると思います。
私自身、中高時代は、それぞれ地元の高校と東大に合格しましたが、
どちらも「自分により合った塾に変えた」ことが結果に繋がったと感じています。
こんにちは!さくらピクニックです。(経歴などはこちら。) 私は大学受験の際、 河合塾マナビスという塾に通っていました。 この記事では、 「マナビスって実際どうなの?」 という[…]
塾決定にはコストがかかる
テキトーに塾を選んで「自分に合っていない感」に悩み、塾を選び直した経験が私にはありますが、
新しい塾選びには時間がかかりましたし、通っていた塾に「辞める」というのも、なかなか言い出しづらく面倒でした。
塾に通い始めるのにも塾を辞めるのにも、手間と時間、エネルギーが必要なものです。
「自分に合った塾」に通うのが大切ですが、それを追い求めて何度も塾を変えるのは、かなり大変です。
塾選びは慎重に行いたいところですよね。
お伝えできることがあると思います。
塾選びの9つのポイント
それでは、塾選びのポイントについて、厳選9つを挙げていきます。
少し長くなりますが、経験上どれもとても大切なポイントだと感じています。
これらを調べた上で、通う塾を決定できると
「思ってた塾ライフと全然違う…」という事態を避けやすいでしょう。
塾選びで大切にしたいポイント9つ
- 指導形式と指導内容・レベル
- 家・学校からの近さ
- 環境
- 開校時間と自習室の有無
- スタッフ・講師
- 質問対応
- 費用
- 知り合いの存在
- 実績
1. 指導形式と指導内容・レベル
指導の形式や内容は、塾によってかなり異なるイメージがありますよね。
大きく分けても、指導形式では、
- 対面授業/指導か映像授業か
- 個別指導か集団指導か
- 講義中心の指導か演習中心の指導か勉強の仕方/ペース中心の指導か
など、
指導内容では
- 定期テスト対策
- 日々の学校の授業対策
- 総合的な受験対策
- 生徒の苦手な単元の対策
- 英検対策
など、
指導レベルも
- 小学校レベルの基礎まで戻って積み上げる指導
- 東大入試レベルの問題に慣れるための指導
など、本当に多様です。
そして、それぞれに強みも弱みもあり、適しているものは人によって異なるはずです。
どの形式・内容・レベルの指導が効果的なのかを判断するために、
まずは「今どのような状況なのか」「どんな目的で塾に通うのか」を明確にすることが必要だと思います。
いくつか例を挙げてみます。
「定期テストは問題ないから、〇〇大学に合格するために塾に通いたい」
ということだったら、
・大学別の入試対策や過去問演習が充実している
(大手の予備校や塾が強いでしょう)
・志望校の合格実績が多い
そのような塾が適しているでしょう。
逆に、ずっと定期テスト対策ばかりしていている塾に通っても、物足りないのではないでしょうか。
「通っている高校の授業についていけず、進級が怪しいからなんとかしたい」
という場合は、
・通っている学校の定期テストなどの情報が豊富に揃っている
(その地域で長く続く塾など)
・個人の進度に合わせてもらえるような指導を受けられる
(少人数・個別指導など)
そんな塾に行くのがいいのではないかと思います。
総合的な入試対策の演習・講義が中心の塾では、微妙に感じてしまいそうですよね。
得意科目や苦手科目があれば、科目ごとに塾を変えてもいいでしょう。
さらに、日々の生活を中心に決めることもできますよね。
例えば、
「部活が忙しく、決まった曜日・時間帯にしか塾に通えない」
という方には、
映像授業や個別指導など、指導の予定が自分の都合で決めやすい塾がおすすめです。
2. 家・学校からの近さ
継続的に通うとなれば、通塾時間の短さはとても大事な要素です。
塾に行って勉強しようとしても、家/学校から遠いという状態では、
通うだけで時間と手間がかかります。
自習したくても、行くハードルが高すぎて面倒になり、
「結局行かない」なんてことになればもったいないですよね。
逆に、例えば家と学校との間に塾がある場合などは、
「帰るついでに」くらいのノリで塾に通えるかもしれません。
自習をしに行くハードルは一気に下がり、通塾頻度は大幅に上がりました。
塾の授業や指導は勉強時間全体の一部でしかなく、多くの方にとって、授業以外の自習の量と質がとても大切です。
家や学校の近くに集中できる場所があると、通う習慣がつきやすく、勉強時間も増える可能性が高いでしょう。
さらに、(移動手段によりますが)塾に行くためにかかる移動時間を減らすことによって、その時間を他のことにも使えますし、
ストレスも溜まりにくいと思います。
3. 環境
具体的には
- 設備が使いやすく、綺麗か
- 塾の周辺や、教室/校舎内が静かか
- 飲食や休憩のためのスペースや、物を置くスペースがあるか
というものです。
設備の充実度や快適さは、塾に通って勉強することへのモチベーションに、そのままつながると実感しています。
また、綺麗な場所で勉強していても、
外から騒音が聞こえたり、塾にいる人がうるさかったりすると当然集中しにくいです。
飲食や休憩スペースがあれば、
勉強の合間にリフレッシュしたり、間食や昼食や夕食を食べて長時間塾で勉強しやすいでしょう。
荷物を置くことのできるスペースがあれば、学校帰りや教材が多い日でも過ごしやすいですし、
自分の教材が置いておけるロッカーなどがあれば、なお便利です。
4. 開校時間と自習室の有無
環境が重要であることは前項でお話ししました。
私が塾に通っていた大きな目的の一つに、「自習室を使うこと」がありました。
大学受験時に通っていた塾では、平日も休日もほぼ毎日、自習に行っていました。
塾の自習室は、単に集中できるというのに加えて、
学校が開いていない時間帯に安心して勉強できる場所であり、
勉強している周りの人からも刺激を受けていました。
少しでも塾で自習する予定がある方は、
まず「自習室/自習スペースがあるかどうか」
を確認しましょう。
自習室や自習スペースがある場合、調べるポイントとして、具体的には、
- 朝何時から夜何時まで開校/開室しているか
- 休日や年末年始も開いているか
- 自習室の席は常に空きがあるか、一回一回予約が必要なのか
(気が向いた時にいつでも使えると便利です。) - 集中できそうな空間か
(パーテーションがあるスタイル、学校の教室のように机が並ぶスタイルなど、さまざまです。)
という感じでしょうか。
5. スタッフ・講師
信頼できるスタッフの方がいるかどうか、楽しく指導を受けられる講師がいるかどうかは重要です。
私自身にも、「あの先生に授業をしてもらえたから、この科目で点数を取ることができた」という方はいますし、
通っていた塾の校舎長にも進路相談をたくさんして、影響を受けました。
これからの人生の学びにつながる先生に出会う可能性もあります。
見た目だけではわからないと思いますが、
入塾する前でも、体験授業や面談などの際に、ある程度観察できると良いのではないでしょうか。
6. 質問対応
いつでも質問OKという塾が多いですが、
実際は講師が授業で席を外していたり、その科目に対応できる講師がいなかったりで、
「今は質問できないのか…」となってしまう状況は私自身よくありました。
ちょっとした質問でも忘れないうちに聞けるように、
常に質問対応できるスタッフがいると良いです。
(あまりそういう塾は多くないかもしれませんが…)
7. 費用
もちろん、どれだけお金がかかるかは大事です。
授業料や設備利用料などの確認に加え、
入塾後に必要以上に授業や講座を取らされることがないか、事前に確認できると良いです。
(申し訳ない気持ちもありますが)
8. 知り合いの存在
知り合いや友達と塾に通うと、学校帰りに一緒に塾に行ったり、一緒に休憩したりできるので、
通う習慣や自習の習慣がつきやすかったです。
同じ課題をしていたり、同じ志望校を目指していたりする場合は、教え合いもできます。
その一方で、「休憩」と言って、友達とダラダラしてしまう可能性も十分あるため、その点は注意が必要です。
塾に誰も友達がいない方が、学校との上手い切り替えがしやすく集中できる、という場合もあるかもしれません。
9. 実績
私自身はそこまで気にしていませんでしたが
(どちらかというと今までに挙げたポイントの方を重視していました)、
合格実績や点数アップの実績などを確認すると、なお良いと思います。
- 受験対策目的で通う→入試合格実績、模試の点数アップ実績
- 定期テスト対策で通う→定期テスト点数アップ実績
という感じでしょうか。
実績を見ると「この塾で頑張ることが、成績アップや合格につながる」というイメージが湧きやすく、
塾通い・勉強へのモチベーションにもなると思います。
まとめ
塾に通うことの必要性、塾選びのポイントについてお伝えしていきました。
塾選び・塾通いについて、困っている方のお役に立てれば幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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