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【就職 or 大学院問題】大学院に進学して良かったと思う理由【理系院生女子(修士)】

こんにちは!理系大学院生さくらピクニックです。

 

理系の方は特に、
学部卒業で就職するか、
大学院に進学するか
で悩まれる方が少なくないのではないかと思います。

 

私も学部3年生の頃、
「このまま就職するか、大学院に進学するか」
これで非常に、非常に悩みました。

(それ以外の選択肢はあまり考えていませんでした。)

 

私の学部・学科の人たちは
当然のように大学院に行く人がほとんどで、
逆に文系の友達は「もちろん就活!」という人が多く
周りにこの悩みを共有できる人はあまりいませんでした。

 

しかもそれを本気で考え出したのが3年の後半ということで
ただじっと悩む時間の余裕もなかったので
就活もしっかりかじっていました。

なんなら本選考の面接も進んでいました。

 

結論、なんだかんだ大学院に進学することに決め
今修士の1年ですが、
大学院に進学して良かったと思っています。

少なくとも修士1年秋の現時点では!

 

この記事では、私が

  1. 就職と大学院進学で悩んだ理由
  2. 大学院に決めた理由
  3. 大学院進学して良かったと思う理由

これらをまとめていきます。

 

あくまで「私の場合」でしか書けませんが
1ケースとして何かのお役に立てれば幸いです。

 

就職か大学院か

私の大学・学部では大学院進学する人が多数派で、
なんとなく行けばそのまま(上に登るように)大学院、ということになる流れなのですが
私自身はさっさと就活しようか悩んでいました。

 

大学院に進学するメリットは

  • 理系就職や研究系の職業へつながる
  • まだ学生でいられる
  • 研究をやってみることができる

など、オーソドックスなものですが考えられました。

 

就職するメリットももちろんあります。

  • 大学院に行くための学費がいらない
  • むしろ自分でがっつり働いて稼げる
  • 社会人として働く経験スタートが2年前倒し(?)でできる

 

 

例えば、「こういうことがしたい!」というのがご自身の中である方で
そのために必要な学歴などが揃っているのであれば、理系であろうが
大学院進学せずに就職したりなんだりするのは大アリだと思います。

というか、私がその立場であればそうすると思います。

 

理系就職へのこだわりが強くもなく、
どうしても研究がしたい!大学院に行きたい!というわけでもなかった私は
「さっさと文系就職してお金稼いでスキルもつけたら良いのでは?」
と思う部分が大きかったのです。

もし修士を出て文系就職するんだったら
2年間お金と時間をかけて研究する必要ないのでは?と思いました。

漠然とした焦りが大きかったです。

 

大学院進学に決めた

上記の通り、どうするか決めきれずに悩んでいましたが
就活をしながら企業の方と話をしたり大学のキャリア相談を利用したり
ネットで調べたり…色々と動いている中で
結局大学院進学に傾き、決意しました

結局は自分で決めるものですが、
「社会人の方と話してみる」のは結構おすすめです。

大学院進学を決めた主な理由を語っていきます。

 

選択肢と焦り

私の通っていた大学では制度上、
まず細かい学部・学科に進学するの自体が3年生になり、
大学生として専門的(と言っていいのかわかりませんが)な勉強をする期間が2年ほどになります。

そして研究室配属が4年生からです。

 

学部卒で就職するとすると、大体4年生の夏頃には就活が落ち着く場合が多いので
「研究とはなんぞや。やったこともない。」
「理系職が向いているか、好きかどうかなんてわかりっこない。」
というレベルの状態で就職先を決めることになります。

 

それに加え、理系就職も一般的に修士卒以上が求められる場合が多いようです。
(もちろん例外もあるでしょうし、企業内部のことは知りません。←投げやり)

 

私の場合、就職するとしても、これまた「どうしてもこれがしたい!」というものがありませんでした。

「なんとなく大学院に行くんだろうな」とずっと思っていたところから
3年の後半からいきなり就職しようか迷いだしたので
自分の志の方向性がかなり曖昧でした。

 

研究やってみる?

大学院進学は
「(理系で大学院って日本の学生の大多数が行くわけでもないから)
せっかくここまで来たんで研究もちょっとやってみて、

そこから仕事につなげてもよし、つなげなくてもよし」
という選択肢ができることが魅力的でした。

 

研究をやってみてから文系職種で就職することもできます。

研究をやってみずに就職するのと
やってみて就職するのとでは
理系/文系就職ともに自分の方向感への自信や想いが変わるのではないかと思いました。

 

とにかく、そんなに生き急ぐ必要もないのかもしれないと思った感じですね。

 

私自身は今やっている分野のことを学ぶのが好きですし、
学部生時代も好きだったので
学部でパッとやめてしまわなくてもいいかなと思いました。

 

なんかカッコいい

あとかなり単純ですが、
大学院で研究ってカッコよくね?と思ったのもあります。

ロマンは大事にしたいので。

 

もちろん価値観は人それぞれです。

大学院に進学して良かった

まだ私は修士に進学して半年程度しか経ってないので
大学院生生活を俯瞰してどうだったかということは言えません。

しかし、現時点で既にこれまでを振り返って
進学して良かったと思っています。

 

実際に進学して実感した
「良かったと思ったこと」を挙げていきます。

 

コロナ禍の影響

私の場合、コロナ禍がちょうど始まった春に大学4年生になりました。

 

学部就職をやめて大学院進学に決めたのはコロナ禍ギリギリのタイミングで、先の予測もつかなかったので
「コロナ」が当時の進路選択にそこまで影響したわけではありません。

しかし、悩んでいた時期に「学部就職でもこのくらいは研究できるでしょ」と思っていた半分程度しか
実際にはできなかった感覚です。(コロナで)

 

結局コロナ禍の入構制限や院試勉強などがあって
4年生の時は夏以降からやっと研究室に通って
実験や研究を進められる、という状況でした。

卒論を書かなければならないので、
いわゆる「手を動かす実験」は
4年生の1年間のうち、実質4-5ヶ月ほどでした。

 

学部就職したとすると、研究の方は完全に不完全燃焼で終わっただろうなと感じています。

コロナ禍というと普遍的なものではないので
例外的ですが、今後も世の中がどうなるかはわかりません。

コロナ禍じゃなくても

当然ですが、修士学生として2年間研究室にいたところで
「研究とはなんぞや」が理解できるわけではありません。

しかし、学部まで過ごして卒業研究が終わった時点と
いま修士学生としてやっている現時点、
それだけでもかなり視点や視野は変わっていると実感しています。

 

例えコロナ禍というものがなかったとしても、
やはり研究を少しでもやってみて、
そこから就職先や将来のことを決められるの
大学院進学の大きなメリットだと感じています。

 

ちなみに、悩んでいた当時はあまり考えていませんでしたが
「一度学部卒で就職してから大学院に進む」
という道もありますね。

 

プラス2年の「学生期間」

これは…研究室の文化や忙しさによるところが大きいかもしれません。

私の所属している(選んだ)研究室は、実験で研究室に通う必要はあるものの
休みが取れないということもなく、
作ろうと思えば自分の時間をしっかり作れるところです。

 

いわゆる「ブラック」な研究室では当てはまらないかもしれませんが
私の場合、一般的な企業でサラリーマンをするよりかは
大学院生でいるほうが確実に時間を取ることができていると思います

今はさらにコロナ禍で「密にならないように」ということで
在宅化・オンライン化も進んで、時間を作りやすくなったのだと思います。

 

進学を決めてから始めたこと

実際、大学卒業からプラス2年間、
学生をしながら興味のあることを勉強したり
やりたいことをやったりできるメリット
とても大きく感じます。

 

研究はそれなりに楽しいこともあります。

将来に向けて、読書をしたり色々と考えたりする時間もたっぷり作ることができました。

 

今記事を載せているブログ・サイト運営も
大学院進学が決まって、時間があったから始めました。

これまで「自分の力で何か立ち上げてお金を稼ぐ」ことをほとんどしてこなかった私にとって、
このブログ運営は大きな経験になっています。

ついでにいろんな記事を見ていってください。笑

 

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就活の手応え

就活の手応えと言えるほど
就活は進んでいませんが(笑)、
少なくとも、自分の言葉で自分の研究内容だったり
興味だったりを言えるようになりました。

 

当然ですよね。

学部生の就活ではまず研究自体始めておらず、
研究室も決まっていないくらいだったので
学校でやっている授業の話くらいしかできませんでした。

 

理系職で、大学院修士修了以上の学歴が求められるところがある場合は
当然、そういった企業に理系職として進む可能性ができるというのが
大学院に進むメリットの一つになりますね。

 

まとめ

「大学院進学か就職か問題」は、少なくとも向こう2年の方向性を決めるということで
すぐに決断できないものではあるかもしれません。

 

焦らずにじっくり考える中で、私のケースが何か参考になれば幸いです。

とてつもなく無責任なことを言うとすれば
「なんだかんだなんとかなる」
と思います。

何を選択するかにかかわらず、
「自分は良い選択ができた」と思えるように、お互いがんばりましょう。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!